楊枝 朽ちる 時間

タイトルのような直球の検索ワードでは何も引っかからなかった。

 

このいま左手にあるラーメン屋を出るときにつまんだ楊枝を投げ捨てようとした瞬間、気付いた、これは簡単には消えてなくならない。地域の方がマメに掃除してくれて俺の楊枝をゴミ袋に入れて運んで焼却してくれるんだろうなと。果たしてそれでいいのか、良くないだろうと。

 

そして私は、楊枝を手元でくりくりしながら歩き、セブンイレブンで捨てそびれ、家のゴミ箱に捨てるのも嫌なので、結局は国道沿いの植え込みに捨てた。ここなら手入れは公務員だ。心は傷まない。

 

さあ寝よう。